Harpiste
Professeur à l'Ecole Normale de Musique Cortot - Paris
Professeur à la Norvegian Academy of Music - Oslo
Visiting Professor à la Royal Academy of Music - Londres
Soliste à l'Orchestre National de France
Directrice artistique du World Harp Congress
イザベル・ぺランは、ニース音楽院を卒業後、17歳のときに若いソリストのための地中海音楽祭で最初のリサイタルを行い、続いてニューヨークのジュリアード音楽院に進んで3年間研鑽を積む。サンフランシスコ交響楽団の団員を務めた後、フランスに戻り、若い音楽家の代表として選ばれ、ほぼ1年にわたりフランス全土にてリサイタルを行う。
1990年にフランス国立管弦楽団のソリストに任命され、同年、メニューイン・ファンデーションとローマ国際音楽コンクールで受賞。
国際的なソリストとして、ノースウェスト・シンフォニエッタ(米国)、バトン・ルージュ交響楽団(米国)、オシャワ・ダラム交響楽団(カナダ)、プラハ放送交響楽団、アイルランド国立管弦楽団、BBCウェールズ管弦楽団、ブリュッセル管弦楽団などの海外オーケストラや、フランス国立管弦楽団、ロレーヌ国立管弦楽団、イル・ド・フランス国立管弦楽団などをはじめ、フランス国内の主要オーケストラと共演している。
また、これまでに、コンサートとマスタークラスをヨーロッパ(フランス、英国、イタリア、スイス、オランダ、ポーランド、ハンガリー)、ロシア、アメリカ、カナダ、メキシコ、ブラジル、日本、中国、オーストラリアなどで行う。
イザベル・ぺランの個性に惹かれ、多くの作曲家が作品を書いている。ピエリック・ウーディーは特別に「ハープとオーケストラのためのフランス協奏曲」を彼女のために書いており、ブルターニュ管弦楽団、バトン・ルージュ交響楽団、プラハ放送交響楽団と共に演奏された。ハープの作品を数多く書いているベルナール・アンドレは「ハープ、弦楽合奏と打楽器のためのエルズリーのダンス」を彼女に捧げており、2000年6月にシンシナティ(米国)、2001年アムステルダム(オランダ)で演奏されている。また2008年にはE・シコラ作曲の「ブルーのエレクトリックハープとオーケストラのための協奏曲」をポーランドにおいて初演したばかりである。
ディスコグラフィーにはベルナール・アンドレの作品集、またフルートとヴィオラと共に録音したアーノルド・バックスの作品の録音(彼女が設立したトリオ・ターナーとの共演)、F・A・ボワエルデュのハープ作品集(その時代の楽器による世界初録音)、ピエリク・ウーディーのハープ作品、そのほかリサイタルなど数多くの録音がある。最近ではフランス印象派(カプレ・フォーレ・ピエルネ・ルーセルなど)のレパートリーを中心としたCDを録音している。
非常に若くしてハープ教師としてのディプロマを獲得し、現在はパリのエコール・ノルマル音楽院とオスロのノルウェイ音楽院の教授を兼任、またヨーロッパ、アメリカ、アジアなど世界各国でマスタークラスを行っている。またブルーミントン(アメリカ)のインディアナ大学に2ヶ月間招聘されたほか、ロンドンの王立音楽院教授である。2004年にリヨンで開催された第6回ハープ・ヨーロッパ・シンポジウムでは会長と音楽監督を務め、またハープ世界会議では副会長を務めている。更に、文化通信省から芸術文化勲章シュバリエを叙勲されている。